人材不足が叫ばれ、超高齢社会に突入している現代の日本。今後それがさらに顕著になっていくことは必至です。同時に、残業管理や労働時間の見直しをする企業も増加傾向にあり、人材と時間の不足から業務を効率化できるかどうかが企業を存続させる上で必須の課題となってきました。そんな中、近年ホワイトカラー業務を自動化して生産性を向上させる取り組み「RPA」が注目を集めています。今月は、RPAのキホンをご紹介します。
RPAのキホン
国内市場規模の拡大
国内におけるRPAの市場規模は右肩上がり。2021年には今の倍になると言われています。業務自動化の波はとどまらず、中小企業においても活用が進んでいくでしょう。
導入メリット
- コスト削減
- 生産性向上
- 品質向上
- 導入が容易
コスト削減や生産性向上はもちろん、人的ミスの削減や業務プロセスの可視化による品質の向上など、メリットは多数。サービスによっては、比較的費用を抑えられる他、既存システムへの影響が少なく導入できる点も注目です。
システム導入の流れ
RPAに向いているのはルールと手順がしっかりと定められた業務です。こうした業務をまずは洗い出しましょう。その後、操作をシステムに覚えさせれば、あとは実行するだけです。RPAの速度は、人間のパソコン操作速度の約3倍と言われています。
活用シーン
経理や人事などのバックオフィスをはじめ、営業や市場調査など幅広い領域で活用が進んでいます。
ロボットを活用した業務の自動化はメディアでも多く取り上げられていますが、AIと比べて導入しやすいRPAは今後広く活用されていくことが期待されています。働き方改革の一環として検討してみてはいかがでしょうか。