トレンドマイクロは2017年12月14日、2018年の国内外における脅威動向を予測した「2018年のセキュリティ脅威予測」を公開しました。
2017年、「WannaCry」をはじめとしたランサムウェアが大流行。被害に遭った企業はサイバー犯罪者に身代金を要求されました。2018年も引き続き、このような「ネット恐喝」が活発に行われ、ユーザーの個人情報よりも金銭を目的とする傾向が続くと予測されます。今後は利益を最大化できる標的に狙いを定めた様々な手口が出てくるでしょう。例えば、EUの新規則「EU一般データ保護規則(GDPR)」が施行された場合、個人情報を漏えいさせた企業は罰則金が課されることになります。この罰則金に目を付けたサイバー犯罪者が、GDPR規制対象の個人情報を持つ企業を狙い、罰則金を逃れる代わりに身代金を払うように脅迫するかもしれません。
2018年は、今までに経験したものよりも巧妙で悪質なセキュリティ脅威が迫っています。ウイルス対策ソフトの導入は大前提とし、多層防御の対策を検討していく必要がありそうです。
【2018年のセキュリティ脅威予測(ダウンロード)】
https://resources.trendmicro.com/jp-docdownload
-form-m042-web-2018prediction.html