仕事始めの慌ただしさの中でも、常にビジネスに役立つ情報をキャッチしようとアンテナを張っている皆さまへ。毎年恒例となりました、企業が注目するべき「7つのITキーワード」をご紹介します。AIやブロックチェーンなど、以前から注目されてきたキーワードが、今年は企業から個人まで実用される動きが広がってきました。
情報セキュリティ
昨年に引き続き「情報セキュリティ」は必須キーワード。セキュリティシステムを導入するだけでなく、社内教育を実施すること、社則を定め周知・実践していくことが急務となっています。今後ますます注目されるでしょう。
オープン・イノベーション
IoT、ビッグデータ、AI、フィンテックなど、新しい技術が押し寄せています。全ての業種で、信頼できるITパートナーと強みを持ち寄り、革新的なサービスを生み出していくチャンスです。法務部門の役割も重要となります。
Webサイト・SNS
新しい商品、革新的なサービスを広く告知していくためには、Webサイトをスマートフォン対応にするのはもちろん、しっかりと解析し対策を打つこと、さらにSNSを活用していくことが必須となっています。
AIスピーカー
Google Home(グーグル ホーム)、Amazon Echo(アマゾン エコー)と、ついに本命のAIスピーカーが日本でも発売されました。多くの企業では、AIシステムを開発するより、使いこなすという考え方が必要となりそうです。
RPA(Robotic Process Automation)
RPA(Robotic Process Automation:ロボティック プロセス オートメーション)ソリューションの導入企業が増え、オフィスワークの自動化が進みます。オフィスにおけるルーチンワークは減少傾向となるでしょう。
ブロックチェーン
ビットコインという仮想通貨が特に注目されていますが、仮想通貨はすでに1,000種類以上あり、その安全性を支えているのがブロックチェーンという技術です。この技術こそ、社会全体に大きなインパクトをもたらします。
IoT(Internet of Things)
あらゆるものがインターネットにつながる社会が到来しようとしています。新しいサービスは生活、ビジネスを便利にしてくれます。まずは、自動車などの工業製品や工場内の管理、介護の現場などで導入が進みそうです。
7つのキーワードには含めませんでしたが、スマートフォンの普及により必要不可欠となったデータ通信において注目を集めているのが次世代移動通信「5G」。2020年の実用化に向け、開発が進んでいるようです。AIエンジンやIoTが急速に進化していく中で、それを支える技術にも期待が集まっています。
中小企業の多くが人材不足で悩む現在、こうした最新技術による業務の効率化は私たちの仕事や生活に新たな道を示してくれる存在となりそうです。キーワードに注目し、便利なITを上手に使いこなしていきたいですね。