情報処理推進機構(IPA)は、7月15日に書籍「情報セキュリティ白書2017」を発売しました。注目すべき国内外で発生した情報セキュリティ全般に関する事件・事故・新たな攻撃の手口について事例や状況がまとめられています。
本白書が対象とする2016年度は、標的型攻撃による情報流出の危機の他、金銭を狙うサイバー攻撃であるランサムウェアの被害が急増。さらに、脆弱なIoT機器を乗っ取るウイルス「Mirai(ミライ)」により、過去最大規模のDDoS攻撃が発生し、IoT機器のセキュリティ対策の不備が深刻な問題であることが明らかになりました。
こうした情報セキュリティについての具体的事例や攻撃の手口とともに、脅威に対抗するための政策・法制度の整備状況や、新たに始まったセキュリティ人材育成に向けた試験・資格制度についても解説されています。また、注目すべきテーマとして、「制御システム」、「IoT」、「FinTech」に関する情報セキュリティ対策が取り上げられています。「情報セキュリティ白書2017」は、書店での購入の他、オンラインブックストアから電子書籍としても入手可能。また、下記WebサイトからもPDFをダウンロードいただけます。
【情報セキュリティ白書2017】
https://www.ipa.go.jp/security/publications/hakusyo/2017.html