自然災害の多い日本において、防災訓練への意識が高い方は多いでしょう。災害発生時の対処は日頃の訓練が大きく影響すると言います。ウイルス感染などパソコンにおける災害対策も日頃から意識することが大切です。
2017年5月、世界的にランサムウェアの被害が多発したことはご存知でしょうか。同じ頃、日本では迷惑メールが大量拡散され、広く注意喚起がされました。このようなことは、いつどこで起こるかわかりません。今回は、5月に起こった実際の被害状況とあわせて、いざというときの対策や日頃心がけたいことを考えてみましょう。
パソコン災害マニュアル~迷惑メールが届いたら~
1.災害発生!
5月12日頃、「駐禁報告書」や「保安検査」などの件名でメールが大量に届きました。タイトルはどこにでもありそうですが、身に覚えがなく、怪しい添付ファイルも付いています。
2.状況把握!
不審なメールが届いたときは、まずは状況把握が大切。タイトルでWeb検索をしてみると情報が見つかることも多いです。「駐禁報告書」は今回最も多い件名でした。(出典:トレンドマイクロ)
3.対策!
不審なメールは、添付ファイルを開かない、本文中のリンクをクリックしない、またOSのバージョンアップ、ウイルス対策ソフトを最新版にアップデートするなどの対策をしましょう。
4.日頃からの情報共有!
最近ではSNSなどを使ってセキュリティに関する情報が拡散されることも多く、啓発の動きは大きくなっています。職場でも家庭でも、日頃からお互い呼びかけあい、情報共有をしておくことが大切です。セキュリティに関する情報収集については、裏面のセキュリティトピックスでご紹介しています。