米国のおもちゃメーカー「Spiral Toys」のぬいぐるみ「CloudPets」は、スマートフォンのアプリを使って、離れた所にいる家族が子どもと音声メッセージをやりとりできるIoTのおもちゃ。この度、ユーザー80万人あまりの情報が流出していたことがわかり、セキュリティ研究者のトロイ・ハント氏らが調査結果を公表しました。このおもちゃを使って交わされた、親子間の会話200万件あまりも流出した可能性があり、同じような脆弱性は他のおもちゃにも存在するかもしれないと警告しています。
「つながる」おもちゃに関しては、ドイツで販売されていたおしゃべり人形の「Cayla」についても、子どもとの会話が外部に流出する恐れがあるとして、販売が禁止された事例があります。「他にも、多数の『つながる』おもちゃに深刻な脆弱性が存在していることは間違いない。おもちゃの中には、すでに不正アクセスされ、メーカーや保護者の知らないうちにデータが盗まれているものがあるかもしれない」とハント氏は警鐘を鳴らしています。
いろいろなモノがインターネットにつながる時代となりましたが、利用する側は今まで以上に慎重に対応する必要があるようです。
【ぬいぐるみから80万人のユーザー情報が流出、つながる玩具に警鐘】
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1703/02/news107.html