内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、サイバーセキュリティの重要性を周知するための冊子PDFを改訂し、2016年12月に「ネットワークビギナーのための情報セキュリティハンドブック」Ver.2.02を公開しました。このハンドブックは、サイバーセキュリティに関する普及啓発活動の一環として作成されました。
2016年2月に公開された初版は33ページ構成の第1章のみでしたが、今回の改訂で第2~5章とエピローグ、用語集が追加。インターネットを安全に使うために、被害に遭わないために、さらには知らない間に加害者にならないために、理解しておきたいセキュリティ知識や、サイバー攻撃のしくみ、パソコンやスマホを利用する際の注意点、サイバー攻撃を受けてしまった場合の対処方法などが紹介され、全154ページ構成になりました。
ハンドブック冒頭から、「CSIRT(シーサート:コンピュータやインターネット上で何らかのセキュリティ上の問題が起きていないかどうか監視するとともに、万が一問題が発生した場合にその原因解析や影響範囲の調査などを行う組織の総称)」というビギナー向けではない専門用語も出てきますが、身近に潜むサイバーセキュリティに関する脅威とその対策が、イラストを交えてわかりやすく解説されています。
【情報セキュリティハンドブック】
http://www.nisc.go.jp/security-site/handbook/