仕事始めの慌ただしさの中でも、常にビジネスに役立つ情報をキャッチしようとアンテナを張っている皆さまへ。毎年恒例となりました、企業が注目するべき「7つのITキーワード」をご紹介します。働き方改革、オープン・イノベーション、インダストリー4.0など、今年はITを超えた、社会や経済に影響するキーワードが増えてきました。
情報セキュリティ
インターネットを利用する企業がまず見直したいのは、情報セキュリティシステム。スマホなどのモバイル端末も含め、対策は万全でしょうか。情報事故は会社の存続に関わる重大な影響を与えます。未然防止が急務です。
働き方改革
残業削減、テレワーク(在宅・モバイル・サテライト勤務)推進は今の時流。これからは場所を選ばず、就労時間に比例しないクリエイティブな仕事が求められるでしょう。単純作業はロボットに代わられることになります。
オープン・イノベーション
信頼し合う複数の企業が積極的に技術やアイデアを持ち寄り、革新的なサービスを生み出していく時代。各社の役割や成果のシェアには適切な契約書を締結する必要があり、法務部門の役割も重要になってくるでしょう。
プラットフォーム戦略
オープン・イノベーションの時代に必要となる重要な考え方は、自社の商品・サービスだけでなく、パートナー各社の商品・サービスも提供できるプラットフォーム(サービス提供基盤)をつくるということです。
インダストリー4.0
ドイツが国家戦略として推し進める、ものづくり現場のデジタル化、スマート化に取り組むプロジェクト。この生産システムがプラットフォームとして定着すれば、日本の製造業にも大きな影響を与えることは必至です。
インダストリアル・インターネット
アメリカの製造業やIT企業が中心となり、全産業のデジタル化、スマート化のディファクトスタンダード(事実上の標準)を目指しています。プラットフォームとして定着すれば、日本の全産業に大きな影響を与えるのは必定です。
IoT(Internet of Things)
「インダストリー4.0」にしても、「インダストリアル・インターネット」にしても、その推進のキーテクノロジーとなるのがIoTです。これからあらゆるものがインターネットにつながり、そこに新しいサービスが生まれていきます。
7つのキーワードにはあえて含めませんでしたが、昨年は、囲碁AIが世界チャンピオンに圧勝したり、自動運転車の一般道での試験運転が進んだりと、あらゆるところで人工知能の活躍を耳にしました。近い未来、人工知能は多くの業務において、人間の能力を超え、すべてのITキーワードに影響してくることになるでしょう。
これからのITは、より深く社会や経済と関わっていくことになりそうです。サンロフトでは、「テクノロジーを親しみやすく」の理念を掲げ、時代にあわせた最新テクノロジーとお客様の橋渡し役を担えるよう努めてまいります。