ビジネスにおいて必要不可欠となったスマートフォン。この利用が、年々低年齢化していることをご存知でしょうか。サンロフトが活動を支援するNPO法人イーランチでは、1歳から6歳の幼児の保護者929人を対象に「幼児のスマートフォン・タブレット利用調査」を実施しました。スマホ社会を生きる大人として、子どもたちとともに安全で楽しいインターネットライフを送るために何ができるのか? 調査結果とともに考えてみましょう。
スマホ利用の低年齢化 ~1歳児では6.7%がほぼ毎日利用し、2歳児では54.6%が習慣化~
右のグラフは、「子どもの年齢別利用頻度」を示したグラフです。2歳~6歳の子どものおよそ半数は、スマホ利用が習慣化されていることがわかります。また、1歳児の6.7%はほぼ毎日利用しているという驚きの結果に。これは、1年半前に同様の調査をした際には0%だった項目です。今後も増えてくることが予想されるでしょう。
最近は良質な知育アプリも増えてきています。幼稚園や保育園でタブレット端末を導入する例もあり、IT社会の発展とともに小さいうちからスマホに触れる子どもが増えてきたのは必然と言えそうです。
子どもの利用に対して家庭で行っていること ~対策が進んでいない家庭が半数近く~
これに対して、子どもはどのような環境でスマホを利用しているのでしょうか? 家庭でスマホの利用ルールを決めていない家庭は42%、セキュリティ対策をしていない家庭は46%と、まだ半数近くの家庭が具体的な対策に踏み切れていないという結果になっています。
新しい道具によって私たちの生活は豊かになりました。しかし一方でネット詐欺やスマホ依存などのリスクが生じているのも事実。今回の結果を受け、改めて家族でのネットライフに必要な安全対策を考えたいですね。
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11/25(金)保育者向けセミナー開催
「スマホのある時代の子育て」がメインテーマの保育者向けセミナーを大阪で開催します。お子さんの通う園さまやお知り合いの保育者さまにご紹介くださるようでしたら無料招待状を送付いたします。お気軽にお申し付けくださいませ。