情報セキュリティ白書2016
情報処理推進機構（IPA）は、7月15日に書籍「情報セキュリティ白書2016」を発売しました。注目すべき国内外で発生した情報セキュリティに関する事件・事故・新たな攻撃の手口について、サイバーセキュリティ基本法などの新制度導入に伴う政府・企業の取り組みについてなど、情報セキュリティ全般に関する事例や状況がまとめられています。
企業・組織のシステム開発者や運用者に対しては、情報セキュリティに関する事件・事故・攻撃の現状と、その対策に役立つ情報を提供すること、パソコンやスマートフォンを使用する一般の利用者に対しては、身近にある情報セキュリティ上の脅威を認識してもらうことをねらいとしています。
本白書が対象とする2015年度は、標的型攻撃により、日本年金機構から125万件の個人情報が流出した事件もあり、インターネットバンキングの被害は過去最悪。こうした脅威に対抗するため、「法制度の改正」や「サイバーセキュリティ人材育成総合強化方針」、「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の策定など、政府による取り組みについても解説されています。「情報セキュリティ白書2016」は、書店での購入の他、オンラインブックストアから電子書籍としても入手可能です。
【情報セキュリティ白書2016】
http://www.ipa.go.jp/security/publications/hakusyo/2016.html
