検索結果に応じて表示されるWebサイトのネット広告は、新たな情報へと誘導してくれる貴重な入口。しかし、中にはマルウェアや悪質サイトへリダイレクトさせる悪意ある仕掛けを伴った不正広告「マルバタイジング」があります。不正広告をクリックして誘導された悪質サイトで個人情報を入力して被害に遭ったり、不正広告が掲載されたWebサイトを表示しただけで知らぬ間にウイルスに感染してしまったりするのです。
そもそもネット広告は、ユーザの意思とは関係なく表示されるものであるため、普段通りにインターネットを利用しているうちに、詐欺サイトへ誘導されたり、ウイルスに感染してしまったりする場合があります。いつも訪れているWebサイトや信頼できるWebサイトが、不正広告によってある日突然ウイルスの感染源になってしまうこともあり得ます。今や「怪しいWebサイトを見なければ安全」というこれまでの常識は通用しないのです。
不正広告の被害に遭わないためには、まずパソコンのOSやソフトウェアの脆弱性を解消することが重要です。次の3点を押さえておきましょう。
- 更新プログラムを速やかに適用する
- セキュリティソフトを最新の状態で使用する
- インターネット上での情報入力は慎重に行う
万が一に備えて、インターネット利用時には、OSやセキュリティソフトを最新の状態で利用し、脆弱性を残したままにせず、攻撃に耐えられる体制を心がけましょう。
【ネット広告を表示しただけでウイルス感染のワケ】
http://www.is702.jp/special/1794/