多くのビジネスの現場で、クラウドやモバイルの最新技術が導入されています。しかし、IT活用はあくまで経営の一手段。貴社には実務レベルでITの恩恵を受けている社員と、経営データを追いかける経営者とが同じテーマで議論をする機会はありますか? その場にこそ、時代に応じた経営のキーワードがありそうです。
新しい経営を目的としたIT活用とは?
新しい経営を目的としたIT活用を考えるとき、まずは時代の大きな流れ、いわゆる「時流」に乗ることが大切だと言われます。「つながり」を見直し、大切にすることは、震災以降で時流のひとつになりました。
様々なソーシャルサービスが普及していく中で、企業とお客さまとの関わり方もずいぶん変わっていきました。Webサイトやメールなどで広く一斉に情報を伝えるだけではなく、FacebookやLINEなどのサービスを活用し、できるだけ個別の要望にお応えしていくコミュニケーションへと変わってきています。
さらに、AI(人工知能)を搭載したロボットの登場により、社会が大きく変わろうとしています。少子高齢化社会では、「人と人」以外に「人とロボット(モノ)」もコミュニケーションをはかっていくようです。新しい経営を目的としたIT活用とは、企業の存在意義とそこで働く社員の仕事そのものを見直すことかもしれません。
セキュリティ問題と正しく向き合う姿勢を
ITを活用する上で欠かせないセキュリティ問題。しかし、社会全体で関心が高まる一方で、正しい認識とそれにもとづく対策は進んでいないと専門家が指摘しています。まずは多くの現実を知る必要があります。