情報処理推進機構(IPA)は「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況」を発表しました。2015年4月~6月の間に報告されたウイルス届出件数や不正アクセスの届出状況などを伝えています。
ウイルスや不正プログラムを感染させて機密情報などを抜き取ろうとする脅威は、以前にも増して巧妙化が進んでいます。ただし「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況」に注目すると、前回のセキュリティトピックスにてお伝えした「ランサムウェア」に関する相談件数が多くなっています。
一般には公開されていない脆弱性が不正侵入や感染に使われていることも考えられるため、セキュリティ・ソフトウェアを導入しただけではこうした脅威への対策として不十分である場合もあります。セキュリティソフトが対応していない脆弱性があった場合、影響範囲を把握し、ソフトの利用停止をしたり、インターネット回線を外したり、自己防衛をしたりして、セキュリティソフトの対応を待つことが安全な方法です。
こまめなセキュリティ情報のチェックは、以下のサイトが参考になります。
【重要なセキュリティ情報一覧】
http://www.ipa.go.jp/security/announce/alert.html
【コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況】
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2015/q2outline.html