開発の見崎
2014年度が終了しました。おつかれさまでした。2014年度は、念願だった「社内システムのクラウド化」に取り組めてよかったですよね。社内のシステムはまさしく「紺屋の白袴」で、様々なリクエストをもらっても、消費税対応のような緊急の場合以外は、どうしても開発対応が後回しになっていました。管理部門の皆さんには、これまではかなり苦労をかけてしまっていましたよね。
経理の大橋
いえいえ。私たちもシステムの見直しになかなか本腰が入れられなかったのですが、昨年、ピー・シー・エーの方からカスタマイズの話を伺い、自社でも比較的簡単にパッケージのカスタマイズができるとわかったことがきっかけになりました。販売管理システムのデータをエクセルにワンクリックで展開したり、操作したりするデモを見せてもらったときには本当に驚きましたね。
開発の見崎
そうなんです。あのとき、当社独自のシステムとパッケージシステムとの「シームレス連携」が簡単に実現できることがわかり、これならいけると確信できたことが大きかったです。当社に限らず、多くの企業では長年変わらない業務の流れに応じて独自のシステム運用がされていて、その会社でしか使われない帳票や指示書、運用ルールを新システムにどう反映できるかが大事なんです。
それがパッケージソフトにも組み込める時代になったんですよね。
経理の大橋
今回はクラウド化を機にいろいろと見直しましたね。自社でのサーバ管理は不要になり、バックアップもお任せできるようになりました。サイボウズの「kintone(キントーン)」のシステムとも連携させて、営業、顧客、売上に関するデータを全社的に共有し、活用できるようにもなりました。集まるデータがより活かされるようになってこそ、システム化の真の価値があると実感しました。
ピー・シー・エー株式会社 http://pca.jp/
開発の見崎
クラウドシステムは初期費用を抑えられ、拡張性が高く、バージョンアップも充実しているので、既存のシステムの改造に大きな予算をつけにくいお客様は特に、クラウド対応のパッケージシステムでの運用をご検討いただきたいですね。
経理の大橋
忙しい業務と並行して使い慣れたシステムや運用ルールを見直すのは大変でしたが、無駄を省き、情報も活用できるシステムにできました。システムに詳しくない私でも、開発者とスタッフの動きや情報の在り方を考える時間は楽しかったです。
「生産性向上設備投資促進税制」とは?
経済産業省では、平成26年1月から平成28年3月までの期間で産業競争力強化法に基づき「生産性向上設備投資促進税制」を実施しています。これは、青色申告をしている個人事業主や法人を対象に、質の高い設備の投資について、即時償却又は最大5%の税額控除が適用できる税制措置です。残念ながら、クラウド版のシステムは対象外のようですが、例えば「PCA商魂・商管Xシリーズ」のネットワーク版などは対象となるようです。制度に関する詳細は、経済産業省などのWebサイトまたは税理士・公認会計士・税務署にお問い合わせください。