標的型攻撃メールは、あたかも業務に関係あるように送信者、件名、本文を巧妙に装って受信者を信頼させ、ウイルス付ファイルを開かせるメールのこと。相手を信頼させるために、数回のやり取り後にウイルス付メールを送付する例もあります。
標的型攻撃メールの特徴
- 受信者が興味を持ちそうな件名
- 送信者のメールアドレスが信頼できそうな組織
- 一貫性がある件名や・本文、添付ファイル名
- 添付ファイルがワープロ文書
気をつけたいポイント
1.心当たりがあるメールか
普段メールをしていない人から、なぜ自分に送ってきたか心当たりがない場合は、送信者の連絡 先を調べてみましょう。
2.件名に急かすようなワードが含まれていないか
件名が【緊急】【至急】【重要】などの言葉で誇 張されている場合は、慌てずに確認を。
3.送信元と署名のメールアドレスが違っていないか
送信元と署名にあるメールアドレスが異なっている場合は、送信者詐称の可能性があります。
4.添付ファイルの拡張子が「exe」になっていないか
アイコンがワープロ文書に見えても、拡張子が「exe」(実行ファイル)の場合は、ウイルスが埋め 込まれている可能性も。ファイル名を工夫して「exe」表記を見にくくする手口もあります。
5.件名や本文が拙い日本語になっていないか
標的型攻撃メールは、海外のIPアドレスから発 信されているケースもあります。
少しでも不審な点がある場合は、安易に添付ファイルやURLを開かないようにしましょう。