現在、ネットバンキングの不正送金被害が急増中。そこで、より安全に使ってもらえるように、ネットバンキングの多くは、以下の3種類の方法を用いた二要素認証(2つの認証方式を併用して精度を高めた認証方式)の仕組みが導入されています。
- 秘密の質問と回答
- ワンタイムパスワード
- 乱数表を用いる
秘密の質問と回答は、「好きな映画は?」「ペットの名前は?」などの質問にユーザーがあらかじめ答えておき、その回答を改めて入力することで認証する仕組みのこと。ワンタイムパスワードは、一度しか使えないその場限りのパスワードのこと。画面に表示された文字を入力したり、携帯電話に送られてくる認証コードを入力したりする方法です。乱数表は、口座開設時に金融機関から配布される、縦横にアルファベットと数字が記載された表のこと。これをもとに、認証画面上で英数字を入力して認証を行います。この中でも、今ではワンタイムパスワードがセキュリティ認証で主流になってきています。
このように、ネットバンキングは様々な不正送金対策を行っていますが、普段から、一連の動きに不審な点がないかを自身でチェックするクセをつけることが一番重要です。いつもと違う画面が表示されたり、いつも以上に何度もパスワードを求められたりと、少しでもおかしいと感じたら、操作をやめて銀行にお問い合わせすることをおすすめします。インターネットセキュリティナレッジでは、ネットバンキングをさらに安全に利用する5つのポイントを掲載しています。
「ネットバンキングを安心して利用する5つのヒント 認証情報の漏えいを防ぐのがカギ」
http://www.is702.jp/special/1626/