労働政策研究・研修機構が行った「職場におけるコミュニケーションの状況と苦情・不満の解決に関する調査」(1,791社、10,851人)によると、7割の従業員には何らかの不満があるという結果が出ています。具体的には「仕事の進め方、割当などの業務遂行上の問題に関する不満」(46.5%)、「職場内人間関係の不満」(27.1%)が多いようです。こうした不満の解決方法のひとつとして、社内における情報共有とコミュニケーションの改善が挙げられます。さて、御社にはどんなスタイルがマッチするでしょうか?
仕事の状況や心境を共有することで理解を深める
仕事の進め方や割当に対する不満は、経緯、目的、周囲の状況などを理解することによって軽減できます。当社ではそれらの情報を日頃から共有する目的で社内SNS型の日報システム「nanotyBP」を利用しています。各個人が1日の仕事内容やお客様とのやりとり、感じたことを記録し、全社員に公開することによって、社長、管理職、同僚、他部門のスタッフまでもが互いの状況や心境を理解する材料となっています。
労いや感謝の心も添えて「報・連・相」をスピード化
多くの仕事は複数の社員が連携することで成り立ちます。そのため、仕事の依頼の仕方やフォローのタイミングがもとで不満が生じることも多いようです。「報・連・相」の質とスピードの改善は重要な課題です。先月、ビジネスで使える「LINE」のようなサービス「direct」が誕生しました。パソコンやスマホで仕事の依頼や報告、タスクチェック、労いや感謝の気持ちまでもより気軽に、タイムリーにやりとりできるツールです。
真に価値ある情報を明確にする
会議の開催や報告書の提出が形骸的になっていては、現場で必要な情報が共有されず、社員に不満が募ることもあります。情報を共有したことが成果の向上につながれば不満は解消します。当社ではクラウドサービス「Kintone」を使って、営業マンが商談の結果を記録するノートのようなツールを開発しました。これにより、お客様との打ち合わせや社内報告も変わりつつあり、成果にもつながってきているようです。
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2014年4月16日(水)14:00~、グランシップ静岡(10階会議室1003)にてセミナーを開催します。講師は営業のエキスパート。社員が育ち、売り上げアップにもつながる「売るための仕組み」づくりの秘密を詳しくお話しいただきます。前述した、クラウドを活かした営業マンのためのツールも紹介予定です。