2014年4月9日に、Windows XPがサポートを終了することで、新たな脅威に対応する更新プログラムが配布されなくなり、セキュリティリスクが数十倍になります。そのため、事務所内のパソコンの入れ替えを計画的に進めている企業様が多いことと思います。
しかし、昨年秋にノークリサーチが発表したデータによると、年商50億円未満の中小企業の20~30%が「移行計画そのものが未定」、年商5億円未満では9.8%の企業が「サポートが終了することも知らない」と回答しています。(図1)
移行の計画を立てない理由として、「サポートの終了によって、どのような弊害があるのかわからない」「業務システムの移行の計画が立っていない」などが挙げられています。(図2)こうしたことは当社のような立場の者が、お客様をきちんとサポートしなければならないことです。あらためて、その責任の重さを感じました。
さらに、4月からの消費税金額の変更に関する対応で、忙しい方も多いことでしょう。Webサイトやカタログ、店頭のPOP、社内システムの設定、伝票など様々な情報の変更が必要です。情報を発信する機会が増えたことによって、それらをメンテナンスする仕事は確実に増えています。しかし、こういうタイミングを活かして、情報管理の環境整備、業務の見直しなども行っていきたいものです。また、アプリケーションソフトのライセンス管理、社員のITスキルやセキュリティを高める研修なども実施できるとよいかもしれません。