独立行政法人情報処理推進機構「IPA」は、企業のWebサイト改ざん被害の急増に伴う、一般利用者(Webサイト閲覧者)のウイルス感染の注意を広く呼びかけています。改ざんされたWebサイトには、閲覧しただけで利用者のパソコンにウイルスを感染させる仕組みが組み込まれている場合があります。しかし、一般利用者がそれを判断することは難しいため、パソコンの脆弱性を解消することが最も重要な対策です。以下の3つの予防策を確認してみましょう。
1.Windowsの自動更新を有効にする
[スタート]>[すべてのプログラム]>[Windows Update]の順にクリックすると、設定画面が表示されます。画面左側のメニューから[設定の変更]をクリックし、「重要な更新プログラム」欄で「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択し、「OK」をクリックします。これで自動更新設定は完了です。
2.各種プログラム(Java、Flash Player、Adobe Readerなど)を最新に更新する
これらのプログラムには自動更新機能の備わったものが多いため、手動で操作することなく自動的に最新バージョンに更新されます。Java、Flash Playerは[スタートボタン]>[コントロールパネル]から、Adobe Readerはアプリケーション画面内の[編集]>[環境設定]から自動更新を設定しましょう。
3.アンチウイルス以外の機能も持つ「統合型セキュリティソフト」の活用
インターネットを通じて外部から侵入してくるウイルスなどをシャットアウトする個人向けのソフトウェアとハードウェア「パーソナルファイアウォール」の導入を推奨します。自分が許可したプログラムだけを通信できるよう設定できるため、感染したウイルスが外部と通信を行おうとした場合、遮断することができます。
IPA ウェブサイト改ざんの増加に関する一般利用者(ウェブ閲覧者)向け注意喚起
https://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20130626.html