ビジネスでもプライベートでも、スマートフォン(以下、スマホ)を利用する人々が急増中です。スマホは電話機能を持つコンピュータ。いつでもどこでもインターネットを経由して情報を取得したり、コミュニケーションをはかったりすることができるようになりました。これを受けて、今、マーケティングの世界にも新たな動きがあります。
「パソコン」から「スマホ」へ
インターネットメディア総合研究所の調査によると、スマホの所有率は2012年11月時点で39.8%に達しました。スマホの業務利用率は41.7%というデータもあります。スマホの普及はビジネスでもプライベートでも加速していきます。
スマホの普及によって、私たちにはパソコンに限定されることなく、いつでもどこでも情報を受け取り、行動できる環境が整ってきました。このことは効率性を高めただけでなく、ライフスタイルやコミュニケーションスタイルそのものを変えました。そのため、パソコンを中心としていたマーケティングも見直され、Webサイトのスマホ対応やアプリ化などが始まっています。企業内システムもまた同じ方向に進んでいます。
「メールマガジン」から「 プッシュ通知」へ
「プッシュ通知」をご存じですか?これはスマホ特有のシステムです。(左図参照)これを利用すれば、特定の対象者にリアルタイムでメッセージを通知できるようになります。すでに、ユニクロやH.I.S.などが商品や店舗情報をお知らせするなどしてマーケティングに活かしています。
これまで、コストをかけずに伝えたい情報を届けるには、メールマガジンが有効でした。しかし、コンテンツの執筆やメールアドレス管理に時間がかかること、迷惑メールへの対応、SNSへの参加によって、そもそも対象者のメール利用自体が減ってきています。こうなってしまうと、メールによる販促やブランディングに固執せず、新たなツールの採用を検討しなくてはなりません。その候補のひとつが「プッシュ通知」だと注目されています。
すでにスマホを持ってプッシュ通知を目にしていても、しくみや活用法を知る人はまだまだ少ないはず。マーケティングの見地から、一緒に学んでみませんか?
「スマートフォン/ケータイ利用動向調査2013」http://www.impressrd.jp/news/121120/kwp2013