FacebookやTwitter、mixiなどを始め、YouTubeやGmail、Yahoo!メールなど、個人のアカウントを登録するWebサービスは、今や数えきれないほど多くなっています。アカウント登録で必ずと言っていいほど必要になるのが、ユーザIDとパスワード。皆さんは安全なパスワードを設定していますか?
アメリカの「SplashData」社が、2012年のハッキングされやすい危険なパスワードを調査したところ、第1位が「password」、第2位が「123456」、第3位が「12345678」という結果でした。これは、Webサイトなどでよく使われているパスワードを毎年調査し、さらにハッカーからも情報を得て作成しているランキングです。第1位から第3位までは、明らかにパスワードの意味がないのにも関わらず、前年2011年と同じ順位です。個人情報が洩れてしまいかねない最も危険な状況にありながらも、入力の手間を減らしたいために、このような簡単なパスワードを設定してしまう人がまだまだ多くいるようです。
パスワードを覚えておくことが面倒だとしても、個人情報が洩れ、「なりすまし」によって犯罪をなすりつけられてしまう怖さを考えたら、パスワードの管理は本当にほんの少しの手間で済む、一番シンプルなセキュリティ対策です。さらに、一定の期間を置いて、パスワードを更新していくことも大切ですので、危険なパスワードを使っている方はもちろん、同じパスワードを使い続けている方も、新しいパスワードで、新しい年を迎えましょう。
「SplashData 2012年のハッキングされやすい危険なパスワード」
http://splashdata.com/press/PR121023.htm