年末年始の慌ただしさの中でも、常にビジネスに役立つ情報をキャッチしようとアンテナを張っている皆さまへ。今月は、2012年に注目したい「7つのITキーワード」をピックアップしてみました。2011年に起こった東日本大震災によって浮き彫りになった課題への取り組み、普及が進んだスマートフォンやソーシャルメディアの活用などが、さらに本格的に進む1年となるでしょう。
1.メールとスケジュールのクラウド化
メールとスケジュールをクラウドに移行し、いつでもどこでも利用できるようにしましょう。これにより、迷惑メールが激減、スケジュール共有による利便性向上、コスト削減も実現できます。これはスグにやるべきです。
2.業務システム・データのBCP対応
非常時に備える「BCP」の一環として、業務システムとデータのバックアップ体制を整えましょう。もし、社内のサーバやPCが破壊されたとしても、システムとデータは復旧できるようにしておくべきです。
3.システム構築のプラットフォーム選定
基幹業務システムをすべてクラウド化することは、簡単ではありません。まずは、どのプラットフォーム上でシステムを構築するか、その方針を決めましょう。プラットフォーム選びを間違えないことが重要です。
4.iPhone、iPadでの業務アプリ活用
スマートフォンやタブレットPCの活用は、個人に任せておくのではなく、会社として一括導入し、セキュリティ管理もおこなったうえで、業務に活用しましょう。メール、スケジュール、プレゼンは効果絶大です。
5.社員のモバイルスキルアップ
システムのクラウド化がますます進む時代。組織全体でモバイル端末を利用し、情報共有ができる体制が不可欠となります。社員向けに操作サポートやセキュリティ教育を計画しましょう。
6.ソーシャルメディアのビジネス活用
Twitter、Facebook、Google+など、様々なソーシャルサービスが登場し、いずれも利用者が急増しています。コミュニケーションインフラとなったソーシャルメディアをビジネスで活用しましょう。
7.Webサイトの集客力
よくできたWebサイトは、「24時間365日働いてくれる優秀な営業マン」。そこで、あらためてWebサイトを見直し、改善に努め、集客力を高めましょう。ボタンの配置変更、文言の微修正だけで、反応が変わります。
企業活性化のためのソーシャル、企業進化のためのクラウド、企業存続のためのBCP。テクノロジーを自社の企業活動の実態と紐付け、この機会に課題解決をはかるのがポイントといえそうです。また、同時に社員のITスキルとモチベーションも高めていきたいものですね。
お知らせ
2012年もどうぞよろしくお願い申し上げます。